クロワデュノール、激闘制覇!19年ぶりダービー馬が天皇賞・春を制す
3日、京都競馬場で行われた第173回天皇賞・春(G1・芝3200m)で、1番人気のクロワデュノールが現役最強馬の意地を見せ、2着ヴェルテンベルクとの激しい争いを鼻差で制しました。G1レース4勝目となるこの勝利は、2017年の父キタサンブラック以来となる大阪杯からの連勝。さらに、日本ダービー馬が春の天皇賞を制覇するのは、2007年のメイショウサムソン以来、なんと19年ぶりの快挙です。
写真判定に10分以上!手に汗握るフィニッシュ
フィニッシュライン上で繰り広げられた激しい駆け引き。写真判定には10分以上を要し、結果は推定2センチ差という、驚くほど僅差の勝利となりました。これは、父キタサンブラックが2016年にカレンミロティックを差し返した4センチ差よりも、さらに接戦の内容でした。
北村友騎手「しっかり折り合えるか不安は正直ありました」
レース後、主戦の北村友騎手は安堵の表情を浮かべ、「初めての距離で(坂を)上って下るコース。しっかり折り合えるのかという不安は正直ありました」と、レース前の本音を語りました。しかし、人馬一体の絆でその不安を乗り越え、絶好のスタートからリラックスした状態でレースを進めました。
レースの展開とクロワデュノールの強さ
クロワデュノールは、1周目の直線で中団のインに収まり、徐々に進出。最後の直線では早々と先頭に立つ苦しい展開でしたが、総合力、機動力、底力の三拍子で押し切りました。北村騎手は「少し脚が上がっていたし、もしかしたら負けているとも思いました。あれだけの接戦。タイミングひとつだったので運もありました」と、勝利の喜びを語りました。
斉藤崇師「期待に応えられて良かったです」
斉藤崇師は「在厩での2戦目は国内では初めてでしたが、返し馬のバランスは前走よりも良かったです。人気していましたし、期待に応えられて良かったです」と、愛馬の状態と勝利を喜びました。
今後の展望:古馬三冠か、海外挑戦か?
今後のレースについては、斉藤師は「3200メートルを走ったばかりですし、まずは馬の様子を見てから。ただ、これだけの人が応援してくれる馬ですし、期待に応え続けられたら」と、慎重な姿勢を見せました。次戦は、父キタサンブラックが成し遂げられなかった春の古馬三冠か、再び海外を目指すのか、クロワデュノールの今後の活躍に期待が高まります。