柏餅の葉は食べるな?巻く理由と意外な役割を徹底解説!
5月5日の端午の節句といえば、やっぱり柏餅!あんこを包んだお餅を葉っぱで包んだ和菓子ですが、この葉っぱって食べられるの?そもそも、なんで葉っぱで巻いてあるの?って疑問に思ったことありませんか?今回は、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに、柏餅の葉の役割や意味について徹底解説します!
柏餅の葉は食べないのが正解!
柏餅を包んでいる葉は、一般的にカシワの葉です。食品として扱われますが、実は食べることは推奨されていません。なぜなら、硬くて筋が太く、苦みがあるからです。葉っぱは、お餅を直接包む役割なので、食べる前にきちんと外しましょう。
カシワの葉に込められた縁起担ぎ
カシワの葉は、新芽が出るまで古い葉がなかなか落ちないことから、「家系が絶えない」「子孫繁栄」といった縁起の良い意味が込められています。そのため、子どもの健やかな成長を願う端午の節句の行事食として、柏餅は定着してきたと考えられています。また、葉っぱの形が兜に似ているという説もあります。
西日本では「いばら餅」?葉っぱの違いに注目!
一方、西日本ではカシワの葉の代わりに山帰来(サルトリイバラ)の葉が使われることが多いです。サルトリイバラの葉も、古い葉が落ちにくいことから縁起を担いで用いられるようになりました。葉の形は楕円で丸みがあり、地域によっては柏餅を「いばら餅」と呼ぶこともあります。
葉っぱを巻く意外な理由
縁起担ぎだけでなく、葉っぱを巻くのには、実用的な理由もあります。それは、お餅の乾燥を防ぐことと、香りづけです。さらに、カシワの葉には抗菌・防腐作用があり、昔から保存にも役立てられてきました。葉っぱで巻くことで、お餅がべたつかず、扱いやすくなるというメリットもあります。
桜餅との違いは?
ちなみに、桃の節句に食べる桜餅に巻かれている葉は桜の葉です。こちらは塩漬け加工されており、一緒に食べられます。桜の葉も、乾燥防止や香りづけの役割があります。
柏餅はカロリー高め!食べ過ぎ注意
柏餅は、お餅とあんこでできているため、主成分は炭水化物です。日本食品標準成分表によると、柏餅(粒あん)100グラム(約1個)のエネルギーは204キロカロリー。ごはん小盛り(100~120グラム)が156~187キロカロリーなので、柏餅1個の方がカロリーが高いんです。美味しくても食べ過ぎには注意しましょう。
古くから伝わるカシワの葉の縁起や役割を知ると、端午の節句に食べる柏餅の味わいも、また少し違って感じられるかもしれません。行事食として適量を楽しんで、健やかな成長を願ってみましょう!