ニデック創業者・永守重信氏、不適切会計問題で代表取締役を辞任
電子部品大手ニデックの創業者である永守重信グローバルグループ代表が、不適切会計問題を受け、代表取締役を辞任しました。19日付けで辞任が発表され、永守氏は非常勤の名誉会長に就任します。
カリスマ経営者・永守氏の辞任
一代でニデックを世界的なモーターメーカーへと成長させた永守重信氏は、長年ニデックを牽引してきたカリスマ経営者として知られています。今回の辞任は、本人の意向によるものとされています。取締役会議長は、岸田光哉社長が引き継ぎます。
不適切会計問題と「特別注意銘柄」指定
ニデックは今年9月、子会社の中国法人と取引先との間で、約2億円にのぼる不適切な会計処理が行われた疑いがあるとして、第三者委員会による調査を実施しています。この問題を受け、東京証券取引所は今年10月、ニデックを「特別注意銘柄」に指定しました。今後の調査結果や、ニデックの対応が注目されます。
今回の辞任は、不適切会計問題に対する責任を明確化し、企業体質の立て直しを図るための決断と見られています。ニデックは、今後も事業を継続し、信頼回復に努めていく方針です。
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