話題を呼んだ没入型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が、2026年2月28日に営業を終了することが発表されました。わずか2年での幕引きとなり、多くのファンを驚かせているはずです。一体何が起こったのでしょうか？

なぜ「イマーシブ・フォート東京」は閉鎖するのか？

運営する刀（とう）は、その理由として「施設規模が過大であると判断した」と説明しています。元々は大人数を対象としたライトな体験をメインに想定していましたが、実際には人数を限定したディープな体験へのニーズが圧倒的に高かったのです。

そのため、3月にはフリーパスを廃止し、人気のある有料演目に絞ってチケットを販売する体制に変更しましたが、施設の規模とのバランスが取れなかったようです。

森岡毅氏率いる刀とは？

「イマーシブ・フォート東京」を運営する刀は、マーケターの森岡毅氏が率いる会社です。実は、沖縄県今帰仁村にある人気テーマパーク「ジャングリア沖縄」の運営企業の親会社でもあります。

今回の「イマーシブ・フォート東京」の閉鎖は、今後の刀のエンターテイメント戦略にも影響を与える可能性があります。

「イマーシブ」体験の未来は？

「イマーシブ・フォート東京」は、演劇に深く入り込む没入型（イマーシブ）体験を大きな魅力としてきました。今回の結果を踏まえ、刀は得られた知見を活かし、今後もイマーシブ・エンターテイメントの発展に挑戦していくとしています。

今回の閉鎖は、イマーシブエンターテイメントの可能性と課題を改めて浮き彫りにした出来事と言えるでしょう。今後の展開に注目が集まります。

営業終了までの期間、刀は来場者により良い体験を提供できるよう努めていくとのこと。また、営業終了にあたりイベントなどを実施する可能性もあるそうです。