刑務所で意気投合して再犯?性犯罪の「再犯率」を減らすために必要なこととは
最近、刑務所で出会った元受刑者たちが、出所後に再び事件を起こしたというニュースが注目を集めています。今回のケースでは、過去に強盗や強姦事件で服役していた2人の男が、刑務所内で親しくなり、出所後に同じ会社へ就職したものの、再び犯罪に手を染めてしまいました。「刑務所は犯罪の手口を学び合う場になってしまうのではないか?」という懸念の声も上がっています。
効果が実証されている「更生プログラム」とは?
実は、全国の刑事施設の一部では、性犯罪の受刑者を対象にした「更生プログラム」が実施されています。これは、認知行動療法などを用いて、自分の問題行動と向き合い、客観的に自分を見つめ直すというものです。法務省のデータによると、このプログラムを受講した人は、そうでない人に比べて再犯率が大幅に低いという結果が出ています。具体的には、受講しなかった場合の再犯率が16.4%だったのに対し、受講者は9.4%に留まっています。
専門家が指摘する「適切な支援」の重要性
神奈川大学大学院の新海浩之教授は、性犯罪者は医者や刑務所の職員など、他者からの指導を素直に受け入れにくい傾向があると指摘しています。そのため、単なる座学ではなく、同じ悩みを持つ仲間と話し合うことで「自分の問題性を再認識すること」が非常に重要です。今後は、刑務所が単なる反省の場ではなく、社会復帰に向けた適切な支援とプログラムの進化をどう継続していくかが、再犯を防ぐための大きな鍵となりそうです。
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