なぜ日本はまだ?タバコの「警告画像」が禁煙に効く理由と世界との差
「文字だけ」より効果大!タバコのパッケージに画像を載せるべき理由
毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」です。街中で見かけるタバコのパッケージ、日本では文字だけの警告が一般的ですが、実は海外では「黒く汚れた肺」などのショッキングな写真やイラストが描かれたパッケージが当たり前であることを知っていましたか?最近の研究で、文字だけの警告よりも「警告画像」の方が圧倒的に禁煙を促す効果が高いことが明らかになりました。
文字と画像で効果に約5倍もの差が!
厚生労働省の研究班が行った調査によると、文字のみの警告を見た時に「禁煙したい」と感じる人はわずか4%強でした。しかし、汚れた肺や副流煙に苦しむ乳児などの画像を見た場合、その効果は13.7%から20.1%へと大幅に跳ね上がりました。視覚的な情報は文字以上に私たちの脳に直接訴えかけ、「タバコは健康に悪い」というメッセージを強く印象付けるようです。詳しい調査内容や世界的な潮流については、
世界140の国や地域で義務化される「警告画像」
現在、世界の140もの国や地域で、パッケージへの画像表示が義務付けられています。カナダやオーストラリアでは、なんとタバコ1本ずつにまで警告文が記載されるほど徹底されています。日本でも2020年に警告文の表示面積が拡大されましたが、画像表示の導入は見送られたままです。専門家からは、「たばこが社会的に受け入れ難いものであるという認識を広め、新たな喫煙者を減らすためにも導入すべき」という声が上がっています。今後、日本でもタバコのパッケージデザインが大きく変わる日が来るかもしれませんね。