ウェンバンヤマを封じろ!サンダーが見出した「執念のディフェンス」でシリーズは激戦の様相へ
徹底マークで王者を救ったハーテンスタインの「体当たり」
昨季王者オクラホマシティ・サンダーが、怪物ヴィクター・ウェンバンヤマ率いるサンアントニオ・スパーズに対し、ついに牙城を崩しました。ウエスタン・カンファレンス決勝の第2戦、サンダーは122-113で見事な勝利を収め、シリーズを1勝1敗のイーブンに戻しました。この試合の立役者となったのは、アイザイア・ハーテンスタインです。第1戦で41得点を叩き出したウェンバンヤマに対し、ハーテンスタインは激しいフィジカルコンタクトで徹底マーク。ゴール下から遠ざける「体当たり」のディフェンスが功を奏し、ウェンビーを21得点に抑え込むことに成功しました。
指揮官が語る「サステナブルな対策」の裏側
この戦略の背景には、マーク・ダグノーHCの冷静な分析がありました。指揮官は、第1戦で見せたウェンバンヤマのリム付近での得点が「再現性の高い(サステナブルな)脅威」であると判断。これを封じることがシリーズ突破の鍵だと確信していました。そこで白羽の矢が立ったのが、第1戦の出場時間が12分にとどまっていたハーテンスタインです。彼をウェンバンヤマにぶつけることで、守備の強化と同時に、昨季の優勝メンバーでもあるベテランの出場機会を創出するという一石二鳥の戦略が見事にハマったのです。10得点、13リバウンド、そして8本のオフェンシブ・リバウンドを記録したハーテンスタインの献身的なプレーは、今後のシリーズの行方を左右する重要な転換点となるでしょう。