バラの価格が急騰中!「ローズの日」に異変、中東情勢が私たちの生活に与える影響とは
中東情勢の影響でバラがピンチ?私たちが知っておくべき「花」の現状
6月2日は語呂合わせで「ローズの日」。お部屋に彩りを添えるバラを買いに行こうと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、今、生花店では「バラ」の調達に大きな異変が起きていることをご存知ですか。名古屋市中区にあるフラワーショップ「RioFlower」でも、中東情勢の悪化に伴う輸送コストの上昇が、仕入れに直撃しています。
海外産バラの減少と国産への切り替え、その背景にある「円安」と「原油高」
これまで市場に出回っていたケニアやインド産のバラは、ここ3年ほどで徐々に姿を消しつつあります。その主な原因は、止まらない円安と中東情勢の悪化による原油価格の高騰です。輸送コストが跳ね上がったことで、多くの生花店では、バラをほぼ国産に頼らざるを得ない状況が続いています。特にバラの出荷量日本一を誇る愛知県産のバラは貴重な存在ですが、生産者側も肥料や燃料費の価格高騰という大きな重荷を抱えています。
卒業式シーズンに起きた価格の「ジェットコースター」現象
生花店にとって書き入れ時である3月の卒業シーズンは、今年は特に厳しい戦いとなりました。市場価格は去年の1本250円から300円へと50円も値上がり。入荷する日によって価格が激しく変動する「ジェットコースター」のような状態で、安定した仕入れが困難を極めました。さらに、6月からは花のラッピングに欠かせないフィルムなども3割値上げされる見通しで、花を取り巻く環境は厳しさを増しています。
私たち消費者にできることとは?
「もっと値上げしたい」という生産者の苦渋の決断からもわかる通り、私たちが普段何気なく手にしている花には、多くのコストと努力が詰まっています。価格高騰の波は防ぎようがありませんが、季節の花を大切に楽しむことや、地元の生産者を応援する気持ちを持つことが、これからの「花のある暮らし」を支えるヒントになるかもしれません。特別な日の贈り物や、自分へのご褒美にバラを選ぶ際は、少しだけその裏側にあるストーリーにも目を向けてみてはいかがでしょうか。