【鳥取県北栄町】解体された160年の酒蔵から奇跡の発見!梅津酒造が紡いだ「蔵から、」の物語
鳥取県北栄町で幕末の1865年から続く老舗「梅津酒造」。160年にわたる歴史を刻んできた「慶応蔵」が、老朽化により2025年に解体されることになりました。しかし、その片付けの最中に「歴史の証人」となる膨大な史料が次々と発見されたのです。この貴重な発見を記録として残そうと、6代目・梅津史雅さん夫婦が手掛けた書籍『蔵から、』が大きな話題を呼んでいます。
初代の名前は別人と判明?代表銘柄「冨玲」の意外な由来とは
発見された帳簿や記録を紐解くと、これまで語り継がれてきた「伝説」が、次々と「真実」として塗り替えられるドラマが待っていました。例えば、初代の名前は「平蔵」と信じられてきましたが、1867年の帳簿から実は「平助」であったことが判明。さらに、看板銘柄である「冨玲(フレー)」という名前には、なんと3代目が留学先の米国で耳にした、テニス大会での応援の掛け声「HURRAH(フレー)」が由来になっているという、驚きのエピソードまで明らかになりました。
地域と歩んだ160年。未来へつなぐ一冊の想い
史料からは、酒造りだけでなく、地域の相撲大会で差配者を務めるなど、当時の蔵元がコミュニティのリーダーとして信頼されていた姿も浮かび上がりました。史雅さんは「建物がなくなっても、息づいてきた思いを途絶えさせてはならない」と熱く語ります。この一冊は、単なる記録ではなく、酒造りが常に人と地域と共にあったことを証明する「人生の物語」です。郷土資料として図書館や学校にも寄贈されるこの本は、地元の歴史を愛するすべての人にとって特別な読み物となるでしょう。
書籍『蔵から、』は1冊2,020円(税込)で販売中です。興味のある方は、店頭または梅津酒造(電話:0858-37-2008)へお問い合わせください。詳細は公式サイト