【陸上】ケガを乗り越え「世界」を見据える。女子短距離・秋澤理沙選手(東京学館新潟)の強さの秘密とは?
故障、そして復活。苦悩を乗り越えた高校3年間
中学時代に全中優勝を果たし、高校2年時にはインターハイ制覇。輝かしい実績を誇る女子短距離の秋澤理沙選手(東京学館新潟高3)ですが、その道のりは決して順風満帆ではありませんでした。3年生の春、左ハムストリングスの筋膜炎という大きな壁にぶつかり、万全の状態で挑みたかった最後のインターハイ出場を断念せざるを得ませんでした。しかし、秋澤選手はその苦しい時期を「自分と向き合う時間」と捉え、心身ともに大きく成長を遂げました。故障と向き合い、内転筋の強化や徹底した走り込みを行った結果、昨秋の全国大会で見事な復活を遂げました。
「勝つこと」へのこだわりと、世界への挑戦
秋澤選手がレースで大切にしているのは「楽しんで勝つ」こと。父であり顧問でもある田村和宏先生からの教えを胸に、9月のU20日本選手権では200mで高校歴代10位となる23秒72を記録し優勝。さらに、続く国民スポーツ大会(少年A100m)でも11秒56の自己ベストタイで頂点に立ちました。「勝てばタイムもついてくる」という強い信念と、逆境を跳ね返す精神力が、彼女をトップアスリートへと押し上げています。U20日本代表の合宿にも参加し、「世界で戦いたい」という目標がより鮮明になった秋澤選手。高校卒業後、新たなステージでどのような飛躍を見せてくれるのか、今後の活躍から目が離せません。