イラン外相、ホルムズ海峡の「主導権」を主張 米国の関与に強く警告
緊迫するホルムズ海峡:イランが外部からの介入を牽制
世界のエネルギー供給の要所であるホルムズ海峡を巡り、イランのアラグチ外相が重大な警告を発しました。6月28日、イラクのバグダッドを訪問した同外相は、海峡の運用や再開に向けたプロセスにおいて、イランが主導権を握るべきであると強調。米軍主導の多国籍海上部隊による新ルート拡大などの動きを「干渉」と見なし、事態をさらに複雑化させると強く反発しています。
攻撃の応酬が招く和平交渉の危機
今回の緊張の背景には、米軍による空爆と、それに対するイラン側の報復攻撃があります。イランはバーレーンやクウェートへドローンやミサイルを用いた攻撃を実施しており、停戦交渉が危機に瀕しています。本来、両国は暫定和平合意に向けて60日間の猶予期間を設けて協議していましたが、今回の武力衝突により、和平合意そのものが破綻するリスクが高まっています。
国際的な重要航路の「管理権」を巡る対立
ホルムズ海峡は、世界の石油・天然ガスの約5分の1が通過する極めて重要なルートです。長年、国際社会は同海峡を国際海峡とみなしてきましたが、イラン側は自国の領海内に位置することを根拠に独占的な管理権を主張しています。現在、海峡の安全な通行や米国の制裁解除、ウラン貯蔵問題など多岐にわたる課題が山積みとなっており、今後の国際社会の対応に大きな注目が集まっています。
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