【W杯準々決勝】悲劇のベルギー、守護神負傷と主力離脱でスペインに屈す…明暗を分けた「疲労と采配」
止まらない不運…ベルギーを襲った「三重苦」の全貌
W杯準々決勝で、悲劇的な幕切れを迎えたベルギー代表。優勝候補の一角として期待されたチームは、試合前から「三重苦」とも言える過酷な状況に追い込まれていました。試合直前に攻守の要であるティーレマンスが負傷し、スタメン変更を余儀なくされる波乱の幕開け。さらに試合中には、絶対的守護神であるクルトワが左太ももの負傷により涙の交代を強いられました。追い打ちをかけるように、後半41分には攻撃の司令塔デブルイネまでが負傷交代。チームの心臓部を立て続けに失ったベルギーには、もはや戦術的な立て直しを図る余地は残されていませんでした。
23歳GKを襲った残酷な結末とスペインの強さ
守護神交代という緊急事態の中、Aマッチ3試合目の若手GKラメンスがピッチに送り込まれました。しかし、後半43分、スペインのクバルシが放ったロングシュートをキャッチしきれず、こぼれ球をメリーノに押し込まれるというあまりにも残酷なミスで決勝点を献上。一方で、後半41分から途中出場したスペインのメリーノは、なんと2度目のボールタッチで値千金の決勝ゴールを記録し、チームを準決勝へと導きました。試合を通じてボール支配率で圧倒し、ベルギーを疲弊させ続けたスペインのポゼッションサッカーの完成度が、この「運」をたぐり寄せたと言えるでしょう。