伝説の主将アントニオ・ラティンさん死去 「レッドカード誕生のきっかけ」を作った男の数奇な物語
レッドカード導入のきっかけになった?サッカー史に残る伝説の主将
アルゼンチン・サッカー界のレジェンドであり、元代表主将のアントニオ・ラティンさんが、89歳でこの世を去りました。アルゼンチンサッカー協会が11日に発表したこのニュースは、世界中のファンに悲しみを与えています。ラティンさんは、1962年と1966年のワールドカップ(W杯)に出場した、まさにアルゼンチンの象徴ともいえる選手でした。
エリザベス女王のレッドカーペットに座り込んだ異色の退場劇
ラティンさんといえば、現代サッカーには欠かせない「イエローカード」「レッドカード」が導入されるきっかけを作った人物として有名です。その理由は、1966年イングランドW杯の対イングランド戦にあります。試合中に退場を命じられたラティンさんでしたが、当時の主審はスペイン語が話せず、彼は判定の意味を理解できませんでした。結果、ピッチを去ることを拒否した彼は、なんと故エリザベス女王のために用意されていた「レッドカーペット」に堂々と座り込み、抗議を行いました。この前代未聞の騒動が、後のカード制度導入の大きなきっかけとなったと言われています。この功績(?)とサッカーへの情熱を讃え、現在行われているW杯でも、アルゼンチン代表は喪章を巻いてピッチに立っています。
今回の訃報に関する詳細は、以下のロイター通信の報道も併せてチェックしてみてください。