「サッカーの自殺」イングランド代表の守備固めが招いた大逆転負けに批判殺到 日本代表にも重なる「既視感」とは
リードした途端に守備的へ…トゥヘル監督の采配に批判の嵐
北中米W杯の準決勝、イングランド対アルゼンチンの一戦は、衝撃の結末を迎えました。先制しながらも終盤に2失点を喫し、1-2で逆転負けを喫したイングランド代表。この試合、イングランドを率いるトーマス・トゥヘル監督の采配に対し、元イングランド代表のレジェンド、アシュリー・コール氏が痛烈な批判を浴びせています。話題となっているのは、後半途中に見せた「守備固め」の戦術です。リードを守り切るために攻撃的な選手を下げ、5バックに近い布陣へ変更したことが、結果的にアルゼンチンの猛攻を招く「自殺行為」だったと断罪されました。
「殻に閉じこもった」レジェンドが指摘するメンタリティの崩壊
アシュリー・コール氏は、メディアの取材に対し「自分たちから殻に閉じこもってしまった」とチームの姿勢を厳しく指摘。強豪国であるイングランドが、格下のような戦い方をして自らピンチを招いたことに対し「恥ずかしい」「チャンピオンは試合を殺すもの」と厳しい言葉を並べました。また、交代策が選手たちに「恐怖心」を与えてしまったとも分析しており、戦術的な失敗以上に、勝利を目指すメンタリティが崩壊していたことが敗因だと語っています。世界中のファンが「こうなる」と予想していた展開を招いてしまったベンチワークは、今後のトゥヘル監督の進退にも大きく関わってきそうです。
日本のファンにも突き刺さる「既視感」の正体
このイングランドの惨敗を見て、日本のサッカーファンの多くが感じたのは「既視感」ではないでしょうか。過去の国際大会や強豪国との対戦において、日本代表もリードした直後や同点に追いつかれた際、守備的な選手を投入して自陣に引きこもり、結果としてクロスの嵐を浴びて押し込まれるという光景を何度も経験しています。コール氏が語った「守備的に動くことで逆に前進できなくなる」という指摘は、まさに日本代表が抱えてきた課題そのものです。