TURNSTILEとHi-STANDARDがフジロックで証明した「自由の形」!モッシュと笑顔が生んだ伝説の一夜
フジロックの聖地「GREENSTAGE」が揺れた!ルール変更が生んだ最高のダンスフロア
今年のフジロック、GREENSTAGEで導入された「16時以降は前方エリアへの椅子・シート持ち込み禁止」という新しいルール。この制限が、結果として最高のステージを作り上げました。その日、このエリアに登場したのは、世界を熱狂させるTURNSTILE(ターンスタイル)と、日本のパンクシーンの金字塔Hi-STANDARDという、まさに「自由に狂う」ために用意されたような組み合わせ。観客一人ひとりが自治の精神を持って楽しむフジロックの空気が、この二組の音楽と共鳴し、苗場に理想郷のようなモッシュピットを出現させました。
ハードコアをダンスミュージックへと刷新!TURNSTILEが見せた新時代の衝動
17時に登場したTURNSTILEのライブは、まさに「ダンス」の連続でした。最新アルバム『GLOWON』でグラミー賞2冠を達成した彼らは、ハードコアという音楽をマッチョイズムから解放し、誰もが楽しめるダンスミュージックへと昇華させています。「Let’sdance!」というブレンダンの言葉と共に、ピットは性別や世代を超えた幸福な暴動の場と化しました。「T.L.C.(TURNSTILELOVECONNECTION)」では、ランニングマンをする人やサンバを踊る人など、型にハマらない自由な表現が混ざり合い、ハードコアの持つ「個を大切にする精神」を現代的な形で体現していました。
自治から生まれる楽園!音楽で境界線を超える体験
今回のライブで印象的だったのは、観客全員がシステムに縛られず、自分の責任で自由を楽しんでいる姿でした。ハードコアの激しさは残しつつも、ステージ上の映像と観客の笑顔が一つに溶け合う様子は、まさに「自由の体現」そのもの。言葉少なに音だけで「踊ろう」「超えよう」と語りかけてくる彼らのパフォーマンスは、フジロックという場所が持つ自治と自助のスピリットと完璧に合致していました。ルールに縛られるのではなく、ルールを味方につけて楽しむ。そんな音楽ファンにとっての理想が、苗場の夜に確かな形となって刻まれました。