坂本真綾が振り返る『FGO』11年の軌跡。デビュー30周年の先に見つけた「喪失感は宝物になる」という境地
デビュー30周年を終えて。坂本真綾が語る「積み重ね」の重み
デビュー30周年という大きな節目を駆け抜けた坂本真綾さん。多くのファンや仲間との絆を再確認した有明アリーナでのライブを終え、今は心の中に心地よい「余韻」が残っていると語ります。10代でデビューし、自分自身と対話するように音楽を紡いできた彼女にとって、長く活動を続けることは「努力だけでなく、周りの導きによる奇跡的なもの」だと振り返ります。常に進化を求めながらも、時代を問わず聴ける音楽を目指してきた彼女の歩みは、今、多くのリスナーの背中を押しています。
『Fate/GrandOrder』11年の旅路と主題歌に込めた想い
スマートフォン向けRPG『Fate/GrandOrder(FGO)』と歩んだ11年間は、坂本さんにとっても特別な時間でした。「色彩」から始まり、第2部最終章の主題歌「時計」まで、全6曲(提供曲含むと7曲)の主題歌を通じて、ゲームの物語と深い絆で結ばれてきました。特に奈須きのこ氏とのクリエイティブなやり取りは、「色彩」の歌詞が物語の結末を導くなど、まさに二人三脚の「餅つき」のような感覚だったと明かします。11年という長期プロジェクトの中で、物語と共に成長してきた楽曲たちは、今や坂本さんのキャリアにおいても欠かせない「自分自身の一部」となっています。
「喪失感は宝物になる」。最終章『時計』が提示する優しさ
2025年12月末、ついに大団円を迎えた『FGO』第2部。その物語を締めくくる主題歌「時計」には、坂本さんの切実な願いが込められています。「悲しみに直面したとき、無理に元気を出すのではなく、その喪失感に浸ることも大切」というメッセージは、作品ファンだけでなく、人生のあらゆる場面で迷うすべての人に寄り添う言葉です。誰にも知られずとも自分を信じて一歩を踏み出すこと。その尊さを歌った「時計」は、ユーザーにとって忘れられない旋律となりました。
ベストアルバム『余韻』リリース!FGOの記憶を詰め込んで
7月29日に発売されたベストアルバム『余韻』には、これまでの全主題歌に加え、ファン必聴の「unpluggedsession」やセルフカバー「透明」が収録されています。自身の楽曲を網羅し、ひとつのジャンルとして確立された『FGO』との軌跡を詰め込んだ今作。武内崇氏描き下ろしの豪華ジャケットと共に、長く愛される名曲の数々を改めて体験してみてはいかがでしょうか。詳細は公式サイト(