風間俊介が語る「いつか演じたい」名作とは?大人になって気づいた『アルジャーノンに花束を』の残酷な切なさ
中学生で出会った『アルジャーノンに花束を』。その日本語の表現力に感銘
俳優の風間俊介さんが、人生を変えた一冊として挙げたのは、ダニエル・キイスの名著『アルジャーノンに花束を』です。風間さんが初めてこの作品に出会ったのは中学生の頃。IQが低かったチャーリイが手術によって天才へと変貌し、再び失っていく過程を綴ったこの物語の、「日本語の翻訳表現の素晴らしさ」に強く心をつかまれたといいます。最初はひらがなばかりで拙いチャーリイの言葉が、知能の向上とともに漢字が増え、難しい文章へと変化していく。風間さんは「ページをめくるごとに、違うチャーリイが現れる」と、その緻密な構成に魅了されたことを明かしました。
大人になるほど深まる共感と、いつか挑戦したい「チャーリイ」という役
何度も読み返すうちに、物語は風間さんの中でまた違った意味を持ち始めました。大人になった今、強く感じるのはチャーリイが直面する「残酷なリアリティ」です。幼児の知能だった頃の素朴な幸せと、高い知能を得たがゆえに失ってしまった孤独との葛藤。そして、自分自身が崩壊していく未来を自覚している切なさに、改めて心を打たれたといいます。過去にユースケ・サンタマリアさんや山下智久さんが演じた映像化作品についても「どちらも素晴らしかった」と語り、いつか自分もチャーリイを演じたいという、俳優としての大きな夢を口にしました。
出演中のドラマ『Tokyomiddle30』で見せる「等身大の役者像」
現在、風間さんはフジテレビ系ドラマ