キャピタル・ワンが反論!トランプ氏一族の銀行口座閉鎖は「政治的理由」ではないと主張
なぜ口座は閉鎖されたのか?キャピタル・ワンが法廷で明かした理由
米金融大手キャピタル・ワンが、トランプ前大統領の一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」の銀行口座を2021年に閉鎖した件で、新たな動きがありました。同社は裁判所に提出した書類の中で、口座閉鎖の理由は「政治的な動機」ではなく、マネーロンダリング(資金洗浄)対策の専門チームによる審査結果に基づいたものだと改めて主張しています。これは、銀行が正式な法廷文書でトランプ氏の事業に関連する資金洗浄の懸念を公に指摘した初めてのケースとなります。
「政治的排除」を訴えるトランプ氏側と、それを否定する銀行側
トランプ・オーガニゼーション側は、2021年の議会襲撃事件後の政治的な空気に乗じて、銀行側が「ウォーク(進歩派)思想」に基づいて一方的に口座を閉鎖したとして、補償を求めて提訴していました。これに対し、キャピタル・ワン側は「以前の訴状と同じ欠陥を抱えている」と一蹴。問題視された取引パターンは、連邦当局のガイドラインで警戒対象とされる活動に該当するものであり、慎重な分析を経て下された決定だと反論しています。ただし、現時点で銀行側は、トランプ氏側が実際に違法な資金洗浄を行ったと断定しているわけではありません。
政権による圧力と「デバンキング」を巡る攻防
トランプ氏の大統領2期目に入り、政権は大手銀行が政治的・宗教的な理由で顧客を排除する「デバンキング(口座排除)」の問題に対して厳しい姿勢を見せています。トランプ氏自身もこの禁止を求める大統領令に署名しており、JPモルガン・チェースを同様の理由で提訴するなど、金融業界は政権との板挟み状態で非常に難しい対応を迫られています。今後の裁判の行方は、銀行のコンプライアンス基準と政治的圧力のバランスを占う重要な指標となりそうです。
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