広島原爆の日に鳴り響く「長崎の鐘」―平和への願いを次世代へ
広島と長崎、時を超えて祈りを捧げる
8月6日、広島に原爆が投下された日、長崎市の平和公園では被爆者たちが「長崎の鐘」を鳴らし、犠牲者の冥福を祈りました。この活動は、被爆者らでつくる「長崎の鐘を鳴奏会」が毎年行っている大切な行事です。長崎で原爆が投下された時刻である午前11時2分に合わせ、約30名の会員たちが静かにロープを引き、5分間隔で計3回、平和への祈りを込めた鐘の音を響かせました。
「核とは共存できない」被爆者の切実なメッセージ
今回、鐘を鳴らした被爆者の倉守照美さん(82)は、「核兵器を次世代に引き継いではいけない。核とは共存できないというメッセージを強く発信していきたい」と語りました。私たちの未来を奪いかねない核兵器に対し、長崎から世界へ向けて「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の意志が改めて示されました。この鐘は、毎月9日にも平和の願いを込めて鳴らされており、来る8月9日の「長崎原爆の日」には、ついに550回目という節目を迎えます。私たちが今、日常を過ごせることの尊さを、改めて深く考えるきっかけにしたいものです。
平和公園の詳細や長崎市の取り組みについては、