突然の心停止から命を救う!誰でもできる「三つのPUSH」とは?
「もしも」の時に自分ができること。救命の基本を学ぼう
皆さんは、もし目の前で誰かが突然倒れたら、何をすべきか即座に判断できますか?日本心臓財団などが定めた8月10日の「健康ハートの日」に合わせ、全国各地で心肺蘇生を学ぶ「全国でPUSH(プッシュ)!」運動が開催されました。日本AED財団によると、日本国内での突然の心停止は年間約9万件にも上ります。しかし、いざという現場で胸骨圧迫が行われなかったり、AEDが使われなかったりするケースがまだ多いのが現状です。
救命のキーワードは「三つのPUSH」
大阪市阿倍野区で行われた講習会では、京都大学の石見拓教授が、命を救うために不可欠な「三つのPUSH」を解説しました。その内容は、(1)まずは胸骨圧迫で胸を押す、(2)AEDが到着したら音声指示に従ってショックボタンを押す、(3)勇気を持って自分自身を後押しする、というもの。難しい専門知識よりも、「まずは行動する勇気」を持つことが何よりも大切です。今回の講習では、参加者がハート形のクッションを使って胸骨圧迫の感覚を体験したり、AEDの具体的な操作手順を一つひとつ確認しました。
大切な命を守る社会へ。未来へのメッセージ
今回の講習会には、2004年に心臓突然死で当時高校生だった長男を亡くされた前重寿郎さんも参加し、「多くの人に心肺蘇生のやり方を知ってもらい、みんなの命を守れる社会になってほしい」と強く呼びかけました。参加した大学4年生の今出浩太さんも「もし実際に機会があったらやってみたい」と話し、救命への意識が高まった様子でした。いざという時に勇気ある一歩を踏み出せるかどうかは、日頃の備えにかかっています。もしもの時に誰かを助けられる人になるため、最寄りの救命講習会などを