【高校野球】146球の熱投も…敦賀気比・2年生左腕の涙。先輩捕手が明かした「最高のピッチング」の裏側
「3年生を勝たせたかった」146球に込めた意地
夏の甲子園、第108回全国高校野球選手権大会の3回戦で繰り広げられた激闘。敦賀気比(福井)の辻琉成投手(2年)は、智弁和歌山(和歌山)を相手に延長11回まで146球を投げ抜きました。試合には敗れたものの、その姿は多くの野球ファンの胸を打ちました。序盤から得意のスライダーを武器に7回までスコアボードに「0」を並べた左腕。「3年生を勝たせたかった。自分の失点で負けてしまった」と試合後に涙を流した辻投手でしたが、その気迫あふれる投球は、間違いなくチームを支え続けていました。
バッテリーの絆と来夏への誓い
試合終盤、何度も訪れたピンチにも「気持ちで負けるな」という言葉を胸に、強心臓ぶりを発揮しました。そんな辻投手を支え続けた女房役の村雲脩吾捕手(3年)は、「2年生ながらおじけずに思い切り投げてくれた。最高のピッチングだった」と後輩をかばい、その健闘を称えました。敗戦という悔しい結果にはなりましたが、辻投手は早くも視線を次に向けています。「11回で抑えられなかった体力面に課題がある」と語り、来夏の甲子園へ向けてさらなる飛躍を誓いました。今後、強豪・敦賀気比のエースとして成長するであろう彼の姿から、ますます目が離せません。