【伝説の札幌記念】名手・岡部幸雄が震えた瞬間。エアグルーヴと武豊が見せた「秋の予兆」
“女帝”伝説の幕開け!1997年札幌記念が残した衝撃
今でこそ夏競馬の最高峰として知られる「札幌記念」ですが、かつてはハンデキャップ戦のGⅢでした。その歴史が大きく動いたのは1997年。GⅡへと昇格し、一気に「夏でもトップホースが戦う」という現在の形へと生まれ変わった記念すべき年です。この改編の目玉として実現したのが、GⅠ馬2頭による夢の対決でした。
岡部幸雄がレース後に残した「予言」とは?
当時、ファンの視線は皐月賞馬ジェニュインと、怪我から復帰したオークス馬エアグルーヴの二頭に集中していました。競馬界のレジェンド、岡部幸雄騎手と武豊騎手が手綱を握るこの対決は、まさに「真夏のGⅠ」と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せます。結果はエアグルーヴの完勝。そして、敗れたジェニュインの鞍上・岡部騎手が、レース後にポツリと漏らした言葉が今も語り継がれています。「参ったね。秋はあの馬にやられちゃうかも…」。
的中した「予感」と17年ぶりの女帝誕生
岡部騎手の嫌な予感は、その年の秋、現実のものとなります。本命視されていたバブルガムフェローを破り、天皇賞(秋)を制したのはエアグルーヴでした。牝馬として17年ぶりに頂点に立ったその強さは、まさに札幌記念の激闘から始まっていたのです。時代を超えて愛される名馬たちの歴史を振り返ると、今の競馬観戦がもっと面白くなるはずです。当時の熱い記憶を、ぜひ