麻布十番まつりで食中毒か、被害116人に拡大 港区の「報告義務違反」が物議
イベントの楽しい思い出が台無しに…「冷やしカニラーメン」で体調不良者続出
毎年多くの人で賑わう「麻布十番納涼まつり」。しかし、今年8月22日・23日に開催された同イベントにおいて、提供された「冷やしカニラーメン」を食べた人々から、下痢や嘔吐、発熱といった食中毒とみられる症状が相次いで報告される事態となっています。港区の発表によると、8月末時点での被害者はなんと116人。しかも、今後さらに増える可能性があるといいます。
50人以上の被害で義務付けられた「厚労省への報告」が未実施
今回の問題で波紋を広げているのが、行政側の対応です。食品衛生法では、食中毒が50人以上発生(またはその恐れがある)した場合、自治体は速やかに厚生労働大臣へ報告する義務があります。しかし、厚生労働省への確認によると、3日時点でも正式な報告は行われていないとのことです。これに対し、港区の担当者は「東京都と連携している。メディアに説明することではない」と回答しており、国民の健康に関わる情報開示のあり方について、疑問の声が上がっています。
原因の特定が急がれる中、SNSでは謝罪の動きも
提供された「冷やしカニラーメン」は、2日間で約540食程度が出たとみられています。現在、区の保健所が原因究明に向けて調査を進めていますが、会場エリア内の店舗で調理され提供されていたようです。経営者は自身のX(旧Twitter)アカウントを通じて、調査に協力していることと謝罪の意を表明しています。