【追悼】森本レオさんが明かしていた「理想の最期」…別居婚・夜型生活でたどり着いた“あるがまま”の生き方
心筋梗塞をきっかけに変わった「人生の引き際」への考え方
独特の“癒しボイス”で多くのファンを魅了してきた俳優・ナレーターの森本レオさんが、9月4日に83歳でこの世を去りました。亡くなる直前、週刊誌のインタビューで語っていたのは、華やかな芸能生活とは対照的な、驚くほどミニマムで「あるがまま」の生活と、自らが思い描く「人生の最期」についての静かな覚悟でした。2010年に心筋梗塞で倒れて以降、無理のない範囲で仕事を続けていた森本さん。彼は「なるべくお金を使わずに早く死んでいくのが今のテーマ」と笑いながら話し、自分らしい引き際を模索していたのです。
高円寺での暮らしと、家族との心地よい距離感
森本さんといえば、名古屋に住む妻と長年別居婚を続けていることでも知られていました。しかし、それは決して不仲ということではなく、彼なりの家族との距離感だったようです。家計を家族に任せ、自分は慣れ親しんだ東京・高円寺で1LDKのマンション暮らし。「個人が守りたいことを守るのが一番大事」と語る森本さんは、自分にとって心地よい環境を追求し、最後まで「自分らしくあること」を大切にしていました。贅沢を望まず、高円寺の街に溶け込んで静かに過ごす時間は、彼にとって何物にも代えがたい「終の棲家」での穏やかな日々だったのでしょう。
「そっと消えていきたい」と語った理想の最期
「自分なんかいなくてもいいのに」と謙遜しながら、仲間に頼まれたナレーションの仕事は続けていたという森本さん。過剰に注目されることを良しとせず、最期まで「そっと消えていきたい」と願っていた彼の生き方は、現代を忙しく生きる私たちに、人生のエンディングをどう迎えるかという深い問いかけを残しています。執着を手放し、自然の流れに身を任せる。そんな森本さんの「終活」は、多くの人にとってひとつの理想的な生き方のヒントになるかもしれません。彼の遺したあたたかい声と、飾らない人柄は、これからも多くのファンの心の中で生き続けるはずです。