ペナルティ・ワッキーが語る舞台「Mother」への執念 「戦争のリアル」を次世代へつなぐ覚悟
「戦争とはジジイが始め、若者が死ぬ物語」現代にも通じる残酷な真実
お笑いコンビ・ペナルティのワッキーさんが、ライフワークとして長年関わっている舞台『アース製薬presents「Mother~特攻の母鳥濱トメ物語~」』への熱い想いを明かしました。この物語は、戦時中に特攻隊員を見送り続けた実在の女性・鳥濱トメさんの食堂で起きた、命の交流を描いた実話です。ワッキーさんは本作について「戦争はしちゃいけない、世界は仲良くしなきゃいけないということを、観終わった後に純粋に感じてほしい」と語ります。特に劇中の「戦争とは、ジジイが始めて、オッサンが命令して、若者が死んでいく物語だ」というセリフは、時代を超えて現代の私たちにも強く突き刺さるメッセージとして大切にされています。
リアリティーの追求こそが「Mother」の肝
この舞台にはセットチェンジがありません。だからこそ、観客を物語の世界へ引き込むために、出演者たちの役作りには徹底したこだわりがあります。顔合わせした若手俳優たちが、厳しい軍事教練や筋トレを重ねることで「本物の軍人」へと変貌していく姿に、ワッキーさんはプロデューサーとしての厳しさと期待を込めています。また、元特攻隊員への直接取材を通じ、「みんな夢を持ち、生きたかった」という言葉を肌で感じたからこそ、その「リアル」を舞台上で再現することに強い使命感を抱いています。
病を乗り越え、戦後80年に向けた新たな挑戦
2020年に中咽頭がんを公表したワッキーさんにとって、自身の命と向き合った経験は、この作品への向き合い方にも大きな影響を与えました。プロデューサーを兼務する今、10月21日からシアターHで開催される公演は、従来より規模を拡大して開催されます。「戦争の記憶を風化させない」という強い決意と、プロデューサーとしてのプレッシャーを抱えながらも、多くの人にこの物語を届けようとする姿勢には、かつての芸人・ワッキーとはまた違う、深い人間味があふれています。公演の詳細や最新情報は、公式サイトをぜひチェックしてみてください。