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山口の海沿いを走るJR宇部線、実は空も近い?複雑な歴史とBRT化検討の裏側

投稿日:2026年02月23日

山口県の新山口~宇部間を結ぶJR西日本のローカル線「宇部線」。海沿いを大回りで走るこの路線は、実は国鉄屈指の複雑な成り立ちを持っているんです。過疎化が進むローカル線とは異なり、意外な事実が隠されています。

宇部線のルーツは炭鉱!複雑な経緯で生まれた路線

宇部線の建設は、1908年(明治41年)に宇部炭鉱が操業を開始したことがきっかけでした。石炭の輸送を目的に、1910年(明治43年)には山陽本線の宇部駅が開業し、「宇部軽便鉄道」が設立されます。当初は762mmの軌間が想定されていましたが、山陽本線との直通の必要性から、国鉄と同じ1067mmが採用されたんです。

その後、路線の延伸が続き、1925年(大正14年)に宇部~小郡(現・新山口)間の全線が開通。さらに、宇部電気鉄道との直通を目指しましたが、架線電圧の違いなどから実現は困難でした。両社の駅が300mほど離れているというのも、利便性を損ねる要因でした。

複数の鉄道会社が統合!複雑さを乗り越えた現在の宇部線

1941年(昭和16年)に宇部鉄道が宇部電気鉄道を吸収合併し、1943年(昭和18年)には宇部鉄道と小野田鉄道が国有化。戦後の1948年(昭和23年)には、これらの路線が現在の「宇部線」と「小野田線」に改称されました。国鉄は「宇部、小野田線緊急整備3か年計画」を策定し、短絡線の新設や電化を進め、ようやく現在のルートが完成しました。

BRT化も検討されたが…

現在、宇部線は快速列車が廃止され、普通列車のみの運行となっています。全線にわたり国道190号が並行しており、新山口~宇部新川間には特急バスも運行。バスの方が10~15分程度早く、小野田線とともにBRT化(バス高速輸送システム)が検討されたこともありました。

しかし、整備費用が153億円もかかり、採算性も厳しいことからBRT化は見送られました。

意外な乗客数!宇部線の現状

2025年11月のある日、新山口10時19分発・宇部新川行きの普通列車に乗車。発車時刻の30分前にホームに着いたにも関わらず、すでに乗客が乗車しており、のんびりとした雰囲気でした。

1981年(昭和56年)登場の105系電車は、国鉄通勤形の雰囲気を残した車内。ロングシートの座り心地も良く、国鉄型の良さを感じさせます。2004年(平成16年)からの改造でトイレが追加されました。

宇部線は、複雑な歴史と、炭鉱からの輸送路としての役割を担ってきたローカル線。BRT化は断念されましたが、地域の人々に愛され続けています。

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