ウクライナ侵攻5年、専門家が警鐘!「ハイブリッド型第三次世界大戦」勃発の可能性は20%
ロシアによるウクライナ侵攻から5年が経過。この紛争が「第三次世界大戦」に発展する可能性について、専門家が警鐘を鳴らしています。BS-TBSの情報番組「報道1930」で紹介された欧州シンクタンクの分析を基に、今後のシナリオを分かりやすく解説します。
ウクライナ侵攻の現状と7つのシナリオ
ウクライナ侵攻の今後のシナリオとして、欧州スロバキアにあるシンクタンクGLOBSECが発表した資料が注目されています。この資料では、消耗戦、停戦、ロシアによる前線突破など、起こりうる7つのパターンとその確率が示されています。
「ハイブリッド型第三次世界大戦」の可能性
英王立防衛安全保障研究所日本特別代表の秋元千明さんは、その中でも「ハイブリッド型第三次世界大戦他地域に拡大」(20%)に注目しています。ハイブリッド型とは、従来の軍事力に加え、サイバー攻撃などの非軍事的な手段を組み合わせた戦略のことです。
秋元さんは、「消耗戦が続く中でロシア側の武器が枯渇し、その結果としてハイブリッド戦が活発化する」と予測します。具体的には、情報操作による選挙介入や、ルーマニアの軍事工場爆発、西側諸国上空へのドローン飛行などが挙げられます。
西側諸国の対策の遅れが懸念点
しかし、秋元さんは「西側の国はハイブリッド戦争に対して明確な戦略がない」という問題点を指摘します。これまで、ロシアによるハイブリッド攻撃を「たぶんロシアがやったんだろう」と見て見過ごし、具体的な対抗策を講じてこなかったため、今後の世界の安全にとって大きなリスクになると警鐘を鳴らしています。
ウクライナ侵攻は長期化し、その影響はウクライナ国内にとどまらず、世界全体に及んでいます。ハイブリッド戦争という新たな脅威に、西側諸国がどのように対応していくのか、今後の動向から目が離せません。