ハンガリー議会選挙でオルバン首相敗北!米民主党は歓迎、トランプ氏側は困惑?
ハンガリーの議会選挙で、16年間の長期政権を築いてきたオルバン・ビクトル首相率いる与党が敗北しました。この結果に、アメリカ国内からも様々な反応が出ています。
野党「ティサ」が圧勝!オルバン首相は敗北を認める
4月12日に行われたハンガリーの総選挙では、親欧州連合(EU)の新興野党「ティサ(尊重と自由)」を率いるマジャル・ペテル氏が圧勝。オルバン首相は敗北を認めました。この結果を受け、アメリカの与野党議員からはマジャル氏の勝利を祝う声が上がっています。
民主党、中間選挙への期待も?
米民主党はオルバン氏の敗北を歓迎し、11月に行われるアメリカの中間選挙に向けた追い風と捉える声も出ています。上院トップのシューマー院内総務は、トランプ氏に向けて「独裁者気取りの連中は、いずれ歓迎されなくなる」と批判しました。また、下院院内総務のジェフリーズ氏は、「極右の権威主義者オルバン氏が選挙に敗れた。次は11月、議会のトランプ氏追従者やMAGA(米国を再び偉大に)過激派の番だ」と、トランプ氏支持層への牽制も行っています。
共和党内も意見が分かれる
一方、共和党内では意見が分かれています。上院軍事委員長を務めるウィッカー上院議員は、オルバン氏が長年関係を築いてきたロシアのプーチン大統領をハンガリー国民が拒絶した結果だと指摘しました。トランプ氏は選挙結果について公式なコメントは発表していませんが、同氏に近い親オルバン派からは遺憾の声が上がっています。
イーロン・マスク氏の投稿が物議を醸す
米実業家のイーロン・マスク氏は、自身のSNS(X)への投稿で「ソロス組織がハンガリーを乗っ取った」と主張し、物議を醸しています。ジョージ・ソロス氏は、ハンガリー出身で米国に移住した著名投資家であり、民主党の主要な献金者でもあります。長年、保守派から中傷の対象となってきました。
オルバン首相の政治姿勢とトランプ氏との共通点
オルバン首相が提唱する「非リベラル民主主義」は、移民に対する強硬姿勢や国際機関への敵意、メディアや大学への攻撃など、トランプ氏が掲げる政策と共通する点が多くあります。トランプ氏は先週、オルバン氏が勝利した場合、自身の政権は「ハンガリー経済を強化するために米国の経済力を最大限に活用する」用意があると表明していました。
今回のハンガリー議会選挙の結果は、国際政治だけでなく、アメリカ国内の政治にも影響を与える可能性があります。今後の動向に注目が集まります。