ドル急騰!156円台後半へ–イラン攻撃受け「有事のドル買い」で円安加速
2024年4月2日午前9時現在の東京外国為替市場で、ドルが急騰しています。これは、米国などによるイランへの攻撃を受け、「有事のドル買い」が強まったことが主な要因です。午前9時時点では、1ドル=156円63~64銭と、前週末(午後5時)比で55銭もドル高・円安となっています。
米国のイラン攻撃と市場の反応
事態の発端は、米軍とイスラエル軍によるイランへの攻撃です。さらに、トランプ米大統領がイランの最高指導者ハメネイ師の死亡を発表したことも、市場の不安を煽り、リスク回避の動きを加速させました。この影響で、原油先物相場も急騰し、約7カ月ぶりに1バレル=70ドル台を突破しています。
ドル高の背景と今後の見通し
市場関係者は、「昨年6月の米イラン対立時と同様に、リスク回避のドル買いが先行している」と分析しています。ドルは、一般的に安全資産と見なされるため、地政学的リスクが高まると買われる傾向があります。
しかし、157円台に近づくと、為替介入への警戒感も高まる可能性があります。そのため、ドル円は一方的な上値追いにはなりにくいという見方もあります。政府・日銀が円安を食い止めるための介入に動くかどうか、今後の動向が注目されます。
ユーロも下落
ユーロも対円、対ドルともに下落しています。午前9時時点では、1ユーロ=184円18~19銭(前週末午後5時、184円40~44銭)、対ドルでは1.1758~1759ドル(同1.1815~1815ドル)となっています。
今回のドル高・円安は、今後の世界経済や金融市場に大きな影響を与える可能性があります。引き続き、イラン情勢や原油価格の動向、そして政府・日銀の対応に注目していく必要があります。