日経平均大幅反落!イラン情勢の長期化懸念で歴代3位の下げ幅
3月9日、東京株式市場で日経平均株価が大幅に下落しました。前営業日比で2,892円12銭安の52,728円72銭と、3営業日ぶりに反落。下げ幅は歴代3位を記録しました。
イラン情勢の悪化が市場を冷え込ませる
今回の株価下落の主な要因は、イラン情勢の長期化に対する警戒感です。イラン国営メディアが、ハメネイ師の後継となる新たな最高指導者に次男のモジタバ・ハメネイ師を選出したと報じたことで、原油価格が100ドルを超えて急騰。これが市場の不安を煽りました。
世界的なリスクオフの動きが広がり、日経平均は一時4,200円超下落しました。その後、原油価格の上昇が一服したことなどから下げ幅を縮小しましたが、依然として厳しい状況が続いています。
その他の市場動向
TOPIXも3.8%安の3,575.84ポイント、東証プライム市場指数も3.81%安の1,842.67ポイントと大幅に下落しました。東証33業種では、全業種が値下がりとなり、特に非鉄金属、ガラス・土石製品、機械などが大きく下落しました。
個別銘柄では、アドバンテストが11%超、ソフトバンクグループが9%超、東京エレクトロンが6%超下落。これらの3銘柄だけで日経平均を1,292円程度押し下げました。一方、ロームは7%超、ZOZOは2%超上昇しました。
専門家からの分析
大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは、「親米的な後継者が誕生するとの期待が後退し、イラン情勢の長期化懸念が広がった。原油価格の急騰でスタグフレーション(景気停滞と物価上昇が同時に発生する)懸念が再燃したことも重しとなっている」と分析しています。
今後の市場は、後継者選出に対する米国やイスラエルの反応、そして原油価格の動向を見極めながらの展開となるでしょう。
東証プライム市場の出来高は368万4770株、売買代金は9兆6756億2300万円でした。