湾岸タワマンの“妖精”の正体とは?匿名不動産アナリスト「のらえもん」が語る未来の職業道
「東京湾岸エリアに棲む妖精」を自称する匿名マンションアナリスト「のらえもん」氏。その正体と、匿名で活動する理由、そして湾岸タワマンへの情熱について、作家の北野唯我氏との対談で明らかになりました。
匿名活動の理由と“妖精”の正体
のらえもん氏は、実名での活動が人間関係やビジネスに影響を及ぼすことを避けるため、匿名での活動を選択しています。マンション販売は多額の広告費が動く業界であり、純粋な「好き」の発信が商売への誘導と捉えられる可能性もあるためです。また、近隣住民の認知率は6割を超えており、顔出しすると家族への影響も大きいため、ネット上ではお面のキャラクターで活動しています。
このキャラクターは、マンションに関する情報をポップに、そしてスッと届けるための工夫。高額なマンションは、時にプライドやヘイトを生むこともありますが、のらえもん氏は「エンターテインメント」として地域批判や対立を起こしかねない話題を成立させようと試みています。
震災から東京オリンピックへ、湾岸タワマンへの情熱
のらえもん氏のキャリアは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。震災時に湾岸タワマンが不当にバッシングされた経験から、自身が住むエリアを肯定するメディアを立ち上げようと考えたのです。当初は個人のブログとしてスタートしましたが、2013年のIOCロゲ会長(当時)による「TOKYO2020」宣言を機に、湾岸エリアへの投資が急増。ブログのPVは10倍に跳ね上がり、15年にはマンションブロガー同士のプラットフォームの発起人にもなりました。
2021年にはプロ化を宣言し、現在は有料相談や講演活動も行っています。
未来の職業道と既成概念の打破
今回の対談は、北野唯我氏の連載企画「未来の職業道」の一環として行われました。のらえもん氏は、自身の活動を通して、「既成の概念をぶち破り、従来の職業意識を変えることが、未来の社会を創造する」という北野氏の考えに共感している様子です。自身の経験から、「道を究めるプロフェッショナル」たちが、仕事観をどのように変えていくのか、今後の活動に注目が集まります。