「銀河鉄道999」メーテル役・池田昌子さん、87歳で逝去 野沢雅子「メーテルまで…寂しくてたまりません」
アニメ「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる声優・池田昌子さんが、3日午後0時27分に脳出血のため87歳で死去されました。共演した野沢雅子さんが、深い悲しみを胸に池田さんを追悼しました。
銀河鉄道999での出会いと深い絆
池田昌子さんと野沢雅子さんは、「銀河鉄道999」でメーテルと鉄郎という重要な役を演じ、その絆は作品を超えて続きました。野沢さんは、収録現場だけでなく、プライベートでも「鉄郎ちゃん」「メーテル」と呼び合い、親交を深めていたことを明かしています。「喫茶店で周りの人から驚いた顔で見られたこともありましたね」と振り返り、池田さんとの思い出を語りました。
メーテルという存在
野沢さんは池田さんを「池田さんでも昌子さんでもマコちゃんでもなく、メーテルそのもの」と表現し、その美しさ、凛とした佇まい、そして素敵な笑顔を称賛しました。「大切な戦友でした」という言葉からは、池田さんへの深い愛情と尊敬が伝わってきます。
仲間たちの旅立ちと、残された想い
池田さんの訃報に接し、野沢さんは「松本先生も車掌さんも旅に出てしまって、メーテルしか仲間はいなかったのに、メーテルまで同じ世界からいなくなってしまったなんて、寂しくてたまりません」と、胸の内を打ち明けました。しかし、「きっと、メーテルは999に乗って車掌さんや松本先生と旅に出かけたんですよね」と想像力を働かせ、前向きな気持ちで池田さんの旅立ちを見送っています。
野沢さんは、「また映画の時のように私だけこちらに残されてしまったけれど、私はもうしばらくこちらで頑張ります。また、どこかの星で会える時まで。その時を楽しみにしています」と、池田さんへの惜別のメッセージを締めくくりました。
池田昌子さんの輝かしいキャリア
池田昌子さんは、1949年の映画「風の子」で子役としてデビュー。ラジオドラマなどを経て声優業を始め、洋画の吹き替えを中心に活躍しました。アニメ「エースをねらえ!」のお蝶夫人役で人気を博し、アニメの分野にも進出。「銀河鉄道999」のメーテル役は、その凜としたメゾソプラノの声で、生涯の当たり役となりました。
また、オードリー・ヘプバーンさんの専属吹き替えも担当し、「ローマの休日」など数多くの名作に命を吹き込みました。近年では「綾鷹」のテレビCMのナレーションも務め、幅広い分野で活躍されました。
池田昌子さんの声は、これからも多くの人々の心に残り続けるでしょう。