人類最強の記録を超えろ!中国製ヒューマノイドロボット、ウサイン・ボルトの記録を塗り替える日は近い?
「人類最強」と称されたウサイン・ボルト選手の100メートル走の世界記録(9秒58)に、まさかの挑戦者が現れました。その挑戦者とは、中国のトップロボット企業ユニツリー(宇樹科技)が開発したヒューマノイドロボットです。
ロボットが人類を超える?驚きの予測
ユニツリーの王興興CEOは、今年中にヒューマノイドロボットが100メートル走で10秒の壁を突破し、さらにウサイン・ボルト選手の記録を上回ると大胆に予測しています。先日開催されたフォーラムでの発言では、「世界中で、特に中国のヒューマノイドロボットは人間よりも速く走ることができるだろう」と自信を覗かせています。
ユニツリーのロボットは、昨年8月に北京で開催されたヒューマノイド運動会で、400メートルと1500メートル走で優勝。すでに1500メートルは6分台で走り切るほどの性能を誇り、「基本的にわが社の誰よりも速い」と王CEOは語っています。
AI進化の鍵は「カンフーモデル」
ロボットの進化を支えるのは、AI(人工知能)の進化です。ユニツリーは、AIの訓練において「カンフーモデル」を導入し、ロボットの運動能力を飛躍的に向上させました。王CEOは、「理論的には普通の人が1.8メートルのロボットモデル(H2)に勝つことはできない」と、その性能の高さをアピールしています。
課題と今後の展望
一方で、ヒューマノイド業界にはAIの「一般化能力の不足」という課題も存在します。特定の状況下では高いパフォーマンスを発揮できるものの、状況が変わると成功率が低下してしまうのです。王CEOは、この課題を克服するために、年末までに数千台から1万台のヒューマノイドを配置し、毎日10時間データを収集することで、1〜3年以内にデータ不足の問題を解決できると見ています。
フィジカルAI分野の「チャットGPTモーメント」については、ロボットが不慣れな状況でも言語による命令に80%の確率で対応できるようになることを目標としています。実現には2〜3年かかる可能性があるものの、フィジカルAIが臨界点に達すれば、ヒューマノイドの出荷量が急増する可能性も秘めています。
産業的な活用はまだ試験的な段階ですが、今後のヒューマノイドロボットの活躍に、期待が高まります。