花咲徳栄、劇的逆転勝利!岩井監督「DHの恩恵」を語る-センバツ高校野球2026
選抜高校野球大会第3日、花咲徳栄高校(埼玉)が東洋大姫路高校(兵庫)との激戦を3-2で制しました。試合を決めたのは、八回1死満塁での劇的な逆転劇でした。
八回劇場の裏側:エンドランとDH制の活用
八回1死満塁の場面で、花咲徳栄はエンドランを仕掛けました。打者の鈴木琢磨選手が放った遊ゴロの間に2点を勝ち越し、試合の流れを大きく変えました。試合後、岩井隆監督は、この劇的な場面について「動かなきゃダメだ」と覚悟を決めていたことを明かしました。
特に注目されたのは、DH(指名打者)制の活用です。岩井監督は「DHの恩恵」だと語り、出塁したDHの中森来翔選手に代走を送ったことを説明しました。事前に代走要員として山田蒼二郎選手と更科遥陽選手をメンバーに入れていたことが、この場面で活かされた形です。
「DHの選手が出塁した場合に備えて…」と岩井監督は語り、DH制によってチームに新たな戦略オプションが生まれたことを強調しました。また、DH制のメリットについて「チームの中で、目の前の打席に懸けている選手がいる。結果うんぬんよりも、その思いというのがチームに伝わっている」と述べ、選手たちのモチベーション向上にも繋がっていることを示唆しました。
苦戦を乗り越えて:打線への指示と過去の因縁
花咲徳栄は、東洋大姫路のエース・下山大翔投手に五回まで無安打に抑えられ、苦戦を強いられました。しかし、岩井監督は慌てることなく、打線に「全部(の球種)を振るな」と指示。徐々に「球種やコースを絞るなど少し考えていこう」と伝え、打線は徐々に下山投手の球に慣れていきました。
また、岩井監督は、2003年のセンバツで東洋大姫路と対戦した際の名勝負を振り返り、「なんとなく、九回に追いつかれるんじゃないかという、嫌な予感はあった」と語りました。しかし、選手たちは最後まで諦めず、27個目のアウトを奪い、劇的な勝利を掴み取りました。
花咲徳栄は、この勝利を糧に、センバツでの更なる活躍を目指します。