花咲徳栄、劇的満塁エンドランでセンバツ初勝利!DH制導入がもたらした“勝利の代走”
春の甲子園、第95回選抜高等学校野球大会(センバツ)1回戦で、花咲徳栄高校(埼玉)が東洋大学姫路高校(兵庫)を3-2で破り、16年ぶりの勝利を飾りました。試合を決めたのは、同点の8回1死満塁という場面での奇策、満塁エンドランでした。
劇的な勝利を呼んだ満塁エンドラン
1点を追う8回に同点に追いついた花咲徳栄。さらにチャンスを広げた1死満塁の場面で、打席に送られたのは2番・鈴木琢磨選手。フルカウントの末、外角の直球を捉え、遊撃へのゴロを放ちました。三塁走者が生還し、さらに遊撃手から一塁への送球間に二塁走者も生還。一気に2点を勝ち越し、花咲徳栄が劇的な逆転勝利を収めました。
DH制導入がもたらした“勝利の代走”
この劇的な勝利の裏には、今大会から導入されたDH(指名打者)制がありました。岩井隆監督は、同点の場面で二塁走者に代走を送った更科遥陽選手を「代走なのでスペシャリスト」と絶賛。積極的な走塁を武器とする更科選手が、貴重な3点目を生み出しました。
岩井監督は「DHの代走をいつも準備しているんですけど、そこはDHの恩恵だと思います」と語り、新制度導入によって代走要員をベンチ入りさせることができたことが、勝利に繋がったと明言しました。さらに、更科選手については「守備も良いので、(9回の)レフトフライも『行ったかな?』という打球を普通に追いつく。1点を取って、一つのアウトを取る、甲子園の難しさをよく分かっていますから、そういう面では彼は一つのラッキーボーイかな」と、チームにとって貴重な存在であることを強調しました。
花咲徳栄は、この勝利を勢いに、甲子園での更なる活躍を目指します。