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フェラーリ、ヘイローにウイングレット装着も決勝前に撤去!その理由は?【F1中国GP】

投稿日:2026年03月21日

F1中国GPで話題を呼んだフェラーリの斬新な試み。リヤウイングのくるりんぱだけでなく、コクピット保護デバイス“ヘイロー”にもウイングレットを取り付けて注目を集めましたが、決勝レース前に取り外された理由とは?

フェラーリの挑戦:ヘイローにウイングレット

フェラーリは、中国GPのフリー走行からスプリントレースにかけて、ヘイローの支柱部分に小型のフィンを取り付けました。このデバイスは、コクピット周辺の乱れた気流を上方へと導き、わずかなパフォーマンス向上を目指すものでした。チーム代表のロイック・セラ率いる技術陣は、テクニカルレギュレーションのグレーゾーンを積極的に攻める姿勢を見せています。

マルキオンネの遺志を継ぐ

この背景には、故セルジオ・マルキオンネ会長の「技術規則のグレーゾーンはイノベーションの一部として追求すべき」という思想があります。マルキオンネ氏は、F1を自由な技術競争の場と捉え、エンジニアたちに大胆な挑戦を促していました。今回のヘイローのウイングレットも、その精神を受け継いだものと言えるでしょう。

撤去の理由:抗議の可能性とリスク回避

しかし、予選前にはこのウイングレットは撤去され、決勝レースでも姿を見せることはありませんでした。当初、FIAの車検委員は承認していたものの、その後合法性に疑問を呈したこと、そして何よりもライバルチームからの抗議の可能性を考慮した結果、フェラーリはリスクを避けることを選択しました。

パフォーマンス向上はわずか100分の1秒単位と見積もられており、現在メルセデスに次ぐ2番手チームであるフェラーリにとって、3位や4位が取り消されるリスクを冒してまで使用するメリットは薄かったと考えられます。

素材はプラスチック製

また、このウイングレットは、見た目からは金属製に見えるかもしれませんが、実際にはプラスチック素材で作られていました。そのため、ヘイローの構造物の一部とは見なされず、F1マシンでよく見られる小型のディフレクターとして扱われていたようです。

フェラーリの挑戦は、わずかなパフォーマンス向上を追求するチームの情熱と、技術規則の限界に挑む姿勢を象徴しています。今後のF1レースで、彼らがどのような革新的なアイデアを繰り出すのか、注目が集まります。

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