帝京長岡、甲子園初勝利はならず…元プロ投手の芝草監督「負ける方が圧倒的に悔しい」
春の甲子園、第106回選抜高等学校野球大会(センバツ)の1回戦で、昨秋の北信越王者・帝京長岡(新潟)が東北(宮城)に5-1で敗れ、初勝利はなりませんでした。日本ハムなどで活躍した元プロ投手の芝草宇宙監督(56)にとって、甲子園での初勝利は次への課題となりました。
39年ぶりの甲子園、監督としての重圧
芝草監督は、1987年夏の甲子園で帝京のエースとして東北を相手にノーヒットノーランを達成。その39年ぶりに甲子園の土を踏みましたが、舞台は厳しいものでした。「自分で投げている時の方が、まだ楽でした。監督は全選手の責任を負い、どんなことがあっても勝たせなければならない」と、監督としての重圧を語りました。
選手へのアドバイス「持っている力を出せるか」
大会前には、自身の甲子園経験を選手たちに伝えました。「甲子園は自分の持っている力を出せる選手もいれば、全く出せない選手もいる。これまでどういう練習をやってきたのか、どういう風に試合に入るのかを毎日、真剣に考えていると集中できる」と、メンタルの重要性を説きました。
敗戦の中でも見えた成長
試合では、エースの工藤壱朗投手が立ち上がりに制球を乱し、5回途中で4失点。しかし、2番手の西脇駆投手が打たせて取る投球で立て直し、守備陣も必死に守り抜きました。芝草監督は「練習試合ならエラーがいくつも続くような展開だったが、今日はみんな必死に守った。チームとして甲子園でまたひとつ成長してくれたと思います」と、敗戦の中でもチームの成長を認めました。
次への決意「ここで勝たせたい」
最後までベンチの最前列で指揮を執り続けた芝草監督は、「勝敗に関係なしに、ベンチから見る甲子園は本当に素晴らしかった。ここで、このチームを勝たせたい」と、決意を新たにしました。帝京長岡の挑戦は、まだ始まったばかりです。