「野球が好きだった」ジャンボ尾崎さん…プロ3安打目の秘話、王貞治氏らが見送る
ゴルフ界のレジェンド、ジャンボ尾崎さんが昨年12月に78歳で亡くなられました。16日に東京・帝国ホテルで開かれた「お別れの会」には、ゴルフ界だけでなく、プロ野球関係者も多数参列し、その人柄と幅広い交友関係を偲びました。
プロ野球人脈の広さ
ソフトバンク・王貞治球団会長をはじめ、山本浩二さん(元広島)、田淵幸一さん(元阪神など)、山崎裕之さん(元西武など)、江川卓さん(元巨人など)、原辰徳さん(元巨人)ら、昭和50年代を代表するオールスターメンバーが顔を揃えました。西鉄(現西武)でプレーしたジャンボさんのチームメイトや、ジャンボ軍団のメンバーも参列し、献花を行いました。
60年来の親交、江本孟紀氏の証言
サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀さん(元阪神など)は、ジャンボさんとの60年以上の親交を語りました。「学年は1つ下だけど、17歳のときから知っている。センバツで優勝して帰ってきて、5月に招待試合で高知で投げ合った。俺がヒット2本打って、ジャンボさんを抑えて勝ったけど」と、最初の出会いを振り返りました。
江本さんは、ジャンボさんがプロ野球で成功できなかった後も、野球への愛情を持ち続けていたことを明かしました。「今日も野球選手がたくさんいたけど、みんなとても大事にしてもらった。ジャンボさんはプロ野球で成功できなくて、距離を置いてもおかしくないのに、野球が好きだったんだろうね。現役のときには、よく自宅に行って、(ゴルフの)トーナメントにもついて行っていた。巨人やヤクルトの選手もよく来てたよ」と感謝の言葉を述べました。
知られざるプロ3安打目の秘話
昨年12月には、ジャンボさんのプロ野球での3安打をテーマにしたコラムが公開されました。西鉄時代に2安打を記録していたジャンボさんは、2001年のプロ野球マスターズリーグで、福岡のメンバーとして出場。12月26日の名古屋戦で、3打席目(通算5打席目)にギャオス内藤さん(元ヤクルトなど)から安打を放ちました。
しかし、当時の報道では詳細が語られていませんでした。そこで江本さんは、ヤクルトOB会でギャオスさんに直接確認したところ、「ストライクを取りにいったら打たれて。センター前に落ちるヒットだった」と、25年前の記憶を鮮明に語ってくれたそうです。ジャンボ尾崎さんの野球への情熱と、関係者との温かい絆が伝わるエピソードとなりました。