NASA、半世紀ぶり有人月探査「アルテミス2号」打ち上げ成功!火星への挑戦も視野に
米航空宇宙局(NASA)は11月1日(日本時間2日午前7時35分)、人類を再び月へ送る壮大な計画「アルテミス計画」の第一歩となる「アルテミス2号」の打ち上げを、フロリダ州のケネディ宇宙センターから成功させました。これは、1972年の「アポロ17号」以来、約半世紀ぶりとなる有人宇宙船による月への挑戦です。
巨大ロケットSLSが夕闇を切り裂く
打ち上げに用いられたのは、NASAが開発した大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」。夕闇を背景に轟音とともに上昇し、宇宙船「オリオン」を予定の軌道へ正確に投入しました。このロケットは、これまでのものを大きく上回る推力を持ち、アルテミス計画の成功に不可欠な役割を担っています。
アルテミス2号ミッションとは?
今回のミッションには、リード・ワイズマン船長、ビクター・グローバー操縦士、クリスティーナ・コック飛行士(いずれも米国)、そしてカナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセン飛行士の4名が搭乗。約10日間の旅路で月を周回し、月の重力を利用して地球へ帰還します。この間、新型宇宙船「オリオン」の生命維持装置や通信システムが、深宇宙の過酷な環境下で徹底的に検証されます。
月面着陸と火星探査への布石
NASAは2028年には「アルテミス4」で有人の月面着陸を目指しています。今回のアルテミス2号ミッションは、そのための極めて重要な実証テストとなります。NASAのビル・ネルソン長官は、「アポロの世代から、アルテミスの世代へとバトンをつないだ。これは単なる月への帰還ではなく、その先の火星探査を見据えた人類の飽くなき挑戦の始まりだ」と力強く語りました。
今後のスケジュール
アルテミス2号は、順調に進めば11月11日に太平洋に着水し、地球へ帰還する予定です。今回の成功は、人類の宇宙探査の新たな時代を切り開く、歴史的な一歩となるでしょう。今後の展開から目が離せません!