まるでロケット発射?空を昇る飛行機雲の秘密を解明!
青空に現れる飛行機雲。その姿は、時にまるでロケットが宇宙へ飛び立つように見え、SNSなどで話題になることがあります。一体なぜ、飛行機雲はそんな不思議な見え方をするのでしょうか?雲研究者の荒木健太郎さんに、そのメカニズムをわかりやすく解説してもらいました。
飛行機雲が「昇る」「降る」に見える理由
飛行機雲が空を昇ったり、降ったりするように見えるのは、飛行機の進行方向と、私たちが見上げる角度の関係による錯覚です。飛行機は基本的に一定の高度を保って飛行しているため、できる飛行機雲もほぼ同じ高度に広がります。
しかし、同じ高度の雲でも、観察者の近くにある雲は高く見え、遠くにある雲は低く見えるという視覚効果があります。そのため、飛行機が私たちに向かってまっすぐ近づいてくる場合、飛行機雲は下から上に昇っていくように感じられるのです。逆に、飛行機が遠ざかっていく場合は、雲が下向きに降りていくように見えます。
飛行機雲の不思議を楽しむには?
普段見慣れた飛行機雲でも、視線や位置関係が重なることで、こんなにも面白い姿を見せてくれるんですね。もし、ロケットのような飛行機雲に出会ったら、ぜひ飛行機の航路を確認できるアプリなどを活用して、機体の進行方向と見上げた空の方角をチェックしてみてください。よりリアルにその現象を楽しめるはずです。
荒木健太郎さんは、気象庁気象研究所の主任研究官として、災害をもたらす雲の仕組みを研究しています。映画『天気の子』の気象監修も担当するなど、その知識と情熱は多くの人に支持されています。著書には『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなどがあります。
空を見上げれば、未知の魅力や不思議が詰まっています。今日、あなたも空の世界を探検してみませんか?