ロシア、ウクライナ各地を史上最大規模のドローン攻撃 948機同時発射、市民生活に深刻な影響
ロシア軍によるウクライナへの攻撃が激化しています。24日には、24時間で948機ものドローンを発射する史上最大規模の攻撃が発生し、ウクライナ各地で被害が出ています。この攻撃により、少なくとも8人が死亡、数十人が負傷するなど、市民生活に深刻な影響を与えています。
攻撃の概要と被害状況
ウクライナ空軍によると、24日午前9時(日本時間午後4時)以降に556機、その前の夜間にも392機とミサイル34発が発射されました。攻撃はウクライナの11州に及び、特に西部リヴィウでは、ユネスコ世界遺産である16世紀のベルナルディン修道院が損傷しました。また、イヴァノ=フランキウシク州では産科病院が攻撃を受け、テルノピリやヴィーンヌィツャでも建物が直撃するなど、各地で被害が報告されています。
ゼレンスキー大統領の声明
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今回の攻撃の規模について、「ロシアがこの戦争を本当に終わらせるつもりがないことをはっきり示している」と強く非難しました。ロシア軍は、この攻撃について公式なコメントは発表していません。
ロシア国内への攻撃も
一方、ロシア西部クルスク州では、ウクライナからのドローン攻撃により、農業関連の企業が被害を受け、1人が死亡、13人が負傷したと報告されています。このように、戦況はウクライナ国内だけでなく、ロシア国内にも波及しています。
和平交渉の停滞
アメリカが仲介していた和平合意を目指す交渉は、2月下旬にアメリカ・イスラエルとイランとの戦争が始まってから停滞しており、事態の打開は見通せていません。ウクライナ大統領の妻オレナ・ゼレンスカ氏は、国際社会に対し、ウクライナの悲しみを忘れ去らないよう訴えています。
ウクライナでの戦争は4年以上に及んでおり、同国のほぼ全域が被害を受けています。今回の攻撃は、戦争の長期化と激化を象徴するものであり、今後の情勢が注目されます。