徳之島で国際ユースキャンプ開催!戦後社会を学び、児童生徒と英会話で交流
鹿児島県の徳之島で、海外の大学生と日本の児童生徒が交流する「第3回徳之島国際ユースキャンプ」が15日から21日まで開催されました。このキャンプは、戦争の記憶を継承し、相互理解を深めることを目的としています。
キャンプの背景と目的
このキャンプは、東京大学のシンクタンクであるROLESが主催し、外務省の補助金を受けて実施されています。きっかけは、ボスニアでも盛んな闘牛文化から、ROLESの研究者と徳之島・伊仙町との繋がりが生まれたこと。ボスニア・ヘルツェゴビナをはじめとする海外の大学生たちは、日本の戦後史を徳之島という独自の視点から学びます。
徳之島の戦跡を巡り、歴史を学ぶ
今回のキャンプには、ボスニア、フィリピン、琉球大学、鹿児島大学、東京大学の計8人が参加。参加者たちは、天城町の陸軍浅間飛行場の滑走路跡や犬田布岬、泉芳朗銅像など、徳之島の戦跡を巡り、特攻隊の歴史や米軍統治下の島の実情を学びました。日本の歴史を深く理解するための貴重な機会となっています。
児童生徒との交流で英会話スキルアップ
20日には、伊仙町のほーらい館で交流座談会が開催され、沖永良部島からも児童生徒が集まり、約50人が参加しました。参加者たちは英会話に挑戦し、活発な意見交換を行いました。天城中学校の生徒からは、「ボスニアについて知らなかったが、英語で話すことで多くのことを知ることができた」という声が聞かれました。
参加者の声
ボスニアから参加したアナ・エレナ・バンドゥーカさん(23歳)は、「日本の首都からは見えにくい地方の暮らしや歴史に興味があった。徳之島の子どもたちの世界観はとても興味深い」と語りました。また、フィリピンから参加したラファエル・フェルナンドさん(30歳)は、「特攻隊として命を落とした方が元教師だったと聞き、小学校教師である自分と重ね合わせ、強く印象に残った」と、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて感じた様子でした。
今後の展望
このキャンプを通して、参加者たちは国際的な視野を広げ、相互理解を深めることができました。今後も、このキャンプが継続され、より多くの若者たちが平和について考え、行動するきっかけとなることが期待されます。