社民党新党首に福島瑞穂氏 大椿裕子氏が発言機会なく怒りの退席
社民党は6日、党首選の決選投票の結果、福島瑞穂氏(70)が新党首に選出されたと発表しました。福島氏は通算9回目の党首就任となります。
緊迫の会見、発言機会を求めて
国会内で開かれた会見には、決選投票で争った大椿裕子元参院議員(52)と、決選投票に進めなかったラサール石井参院議員(70)も同席しました。しかし、記者から大椿氏とラサール氏への発言を求める質問が出ても、党事務局は「今日は福島党首の会見」として、2人の発言を認めませんでした。
僅差の決選投票(福島氏2364票、大椿氏1792票)で敗れた大椿氏は、自席から「もう少し候補者を平等に扱ってほしい」「それはひどいと思います」と発言機会を求めましたが、事務局に制止。怒りをあらわにし、会見途中で退席しました。その後も事務局に対し、両氏の発言を求める声が相次ぎましたが、結局認められることはありませんでした。
沖縄選挙を巡る対立が影
福島氏と大椿氏の間には、今年2月の衆院選・沖縄での候補者選考を巡る対立があります。社民党は、党を離れて沖縄2区から出馬した候補者に対抗馬を擁立しましたが、両者とも落選。大椿氏は沖縄県連内の声を受け、執行部を批判し、党から謝罪と発言の撤回を求められました。その後、副党首を辞任し、今回の党首選に立候補しました。
党勢衰退と党内対立
現在、社民党の国会議員は福島氏とラサール氏の2人しかおらず、党勢衰退で存亡の危機に瀕しています。今回の党首選の会見で党内対立が露呈したことは、今後の党運営に深刻な課題を残すこととなりました。13年ぶりに複数候補による選挙戦となった今回の党首選。福島氏の任期は2年です。