イラン、ホルムズ海峡「再封鎖」を表明!イスラエル攻撃が停戦合意違反と主張、米は「対象外」と反論
中東情勢が緊迫しています。イランは、米国との2週間の停戦合意後もイスラエルがレバノンの親イラン勢力ヒズボラへの攻撃を続けていることを「合意違反」と主張し、ホルムズ海峡の再封鎖を表明しました。一方、米国はレバノンへの攻撃は停戦合意の対象外だと反論しており、両国の主張の食い違いが鮮明になっています。
停戦合意の経緯と現状
今回の事態は、7日にトランプ米大統領がホルムズ海峡の開放を条件にイランへの攻撃を2週間停止すると表明し、イランがこれに応じて合意が成立したことから始まりました。しかし、合意成立後もイスラエルはヒズボラを標的とした攻撃を継続。レバノン保健省によると、少なくとも182人が死亡する事態となっています。
イランの強硬姿勢
イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は8日、「停戦合意から数時間もたたないうちに、ベイルートで残忍な虐殺が始まった。レバノンへの侵略を直ちに止めないならば、約束を破る米国とそのパートナー(イスラエル)に対して痛恨の応酬を与える」と警告しました。さらに、革命防衛隊に近いファルス通信は、ホルムズ海峡が完全に封鎖され、石油タンカーが引き返すことを余儀なくされると報じています。
米国の立場
イランのアッバス・アラグチ外相はSNSで「停戦合意の条件は明確かつ明白だ。停戦かイスラエルを通じた戦争継続か、米国は選ばなければならない」と主張していますが、米国のバンス副大統領は「我々がそうした約束をしたことはない」と否定。イラン側が「誤解」しているとも述べ、イランがレバノンを巡って停戦を崩壊させたいのであれば「それは最終的に彼らの選択だ」と突き放しました。キャロライン・レビット米大統領報道官も「レバノンは停戦合意の一部ではない」と明言しています。
今後の協議
戦闘終結に向けた米国とイランの初協議は、パキスタンの首都イスラマバードで現地時間11日に開催される予定です。米交渉団はバンス副大統領が率い、スティーブン・ウィトコフ中東担当特使、トランプ大統領の娘婿のジャレッド・クシュナー氏が参加します。今後の協議が、中東情勢の安定につながるか注目されます。
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