東京株式、反落!利食い売りで調整、原油価格や中東情勢への警戒感も
9日午前、東京株式市場は反落しました。前日の急騰に対する利食い売りが出たことや、原油価格の高止まり、そして中東情勢への警戒感が重なり、投資家の様子見ムードが強まりました。
午前の終値と市場全体の動き
日経平均株価の午前の終値は、前日比311円24銭安の5万5997円18銭。東証株価指数(TOPIX)も28.62ポイント安の3746.68と下落しました。市場全体の72%の銘柄が値下がりし、値上がりしたのは25%にとどまりました。出来高は10億0099万株、売買代金は4兆0357億円でした。
業種別に見る動き
業種別株価指数では、空運業、保険業、情報・通信業などが下落。一方で、非鉄金属、海運業、ガラス・土石製品などは上昇しました。
中東情勢と市場心理
一時的に日経平均はプラスに転じましたが、再び値を消し、下げ幅を広げるなど軟調な推移となりました。イスラエルが停戦合意後もレバノンへの攻撃を継続していることや、停戦合意を巡る米国、イスラエル、パキスタンの認識の違いが、市場の警戒感を高めています。大手証券からは「イランが合意から離脱する可能性も指摘されており、市場には警戒感が漂っている」との声も上がっています。
下値を支えるファーストリテリング
前日は日経平均が5%超上昇しましたが、「市場は一晩明けて冷静さを戻している」という見方もあります。しかし、引け後に決算発表を控えるファーストリテリング<9983>への期待感から買いが入り、日経平均の下値を支える要因となっています。
寄り付きの状況
寄り付きは、前日比108円56銭安の5万6199円86銭と小幅に下落。前日の大幅高に対する利益確定売りが先行しました。