アルテミス計画、オリオン宇宙船が地球帰還!54年ぶりの有人月周回ミッション成功
人類の月探査に向けた大きな一歩!NASAのアルテミス計画で実施された有人月周回ミッションを終えた宇宙船「オリオン」が、日本時間12月11日午前9時7分ごろ、米カリフォルニア州沖の太平洋に着水し、無事地球に帰還しました。
54年ぶりの偉業!アポロ以来の月周回
オリオンの地球帰還は、1972年のアポロ17号以来、54年ぶりに実現した有人月周回です。今回のミッションでは、アメリカとカナダの宇宙飛行士4人が搭乗し、約10日間の宇宙の旅を経て、月への有人飛行に必要なデータや運用経験を数多く獲得しました。この成功により、2028年の月面着陸実現に向けた計画が大きく前進しました。
大気圏再突入から着水までのドラマチックな瞬間
オリオンは、着水前に高度約120キロまで降下し、時速約4万キロという驚異的な速度で大気圏に再突入しました。その後、午前9時過ぎから順次パラシュートを開き、正確に米カリフォルニア州沖の太平洋に着水。宇宙飛行士たちはヘリコプターで船に運び込まれ、機体も回収されました。
ミッションで得られた成果
今回のミッションでは、月の裏側へ回り込み、地球からの距離が人類史上最遠の約40万6770キロに到達しました。乗員は、宇宙空間での放射線環境や、生命維持システム、通信システム、宇宙服、手動操縦など、新しい有人システムが設計通りに機能するかを詳細に点検しました。また、居住カプセル内で4人が共同生活を送り、二酸化炭素除去やトイレを含む環境制御系の正常な作動を確認しました。
今後のアルテミス計画
アルテミス計画では、今後2027年に地球を周回する低軌道で、オリオンと民間の月着陸船をドッキングさせる試験を実施。そして、2028年にはアメリカの宇宙飛行士らが月の南極付近へ降り立ち、約1週間活動する予定です。さらに、日本人宇宙飛行士2人の月面着陸や、月面基地の建設なども構想されており、今回の有人月周回で得られた経験と知見が、これらの実現に不可欠な役割を果たすことになります。
宇宙開発の新たな時代が幕を開けようとしています。今後のアルテミス計画の展開に、ぜひ注目してください。