ハンガリー、16年ぶり政権交代!オルバン首相敗北、親EU野党「ティサ」が圧勝
ハンガリーで12日に行われた議会総選挙で、親欧州連合(EU)の新興野党「ティサ(尊重と自由)」が圧勝し、16年にわたり政権を担ってきたオルバン・ビクトル首相が敗北を認めました。この結果は、ハンガリー国内だけでなく、国際社会にも大きな影響を与える可能性があります。
オルバン政権の終焉、何が起きた?
オルバン首相は「非リベラル民主主義」を掲げ、欧米の保守派から支持を集めてきましたが、国内では景気停滞や国際的な孤立、そして富の偏在に対する不満が高まっていました。ティサは、これらの不満を背景に、オルバン政権への批判を強め、有権者の支持を獲得していきました。
ティサの勝利、今後のハンガリーは?
開票作業の結果、ティサは138議席を獲得する見込みで、オルバン首相率いる与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」を破りました。ティサは、オルバン政権が行った憲法改正の覆しや汚職対策に必要な3分の2以上の議席を確保しており、今後の政策変更が期待されます。
国際社会への影響
オルバン政権の敗北は、ハンガリーだけでなく、EUやウクライナなどにも重要な意味を持ちます。オルバン首相が阻止していたウクライナへの900億ユーロ(約1050億ドル)の融資に道が開かれる可能性があります。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ティサ党首に祝意を表明し、協力していく意向を示しています。
EUとの関係改善、資金の放出も?
今回の選挙結果は、オルバン政権による民主主義の後退を理由にEUが凍結していたハンガリー向け資金の放出につながる可能性もあります。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、「ハンガリーは欧州を選んだ」と述べ、関係改善への期待を示しています。
オルバン首相の盟友、プーチン大統領への影響
オルバン首相の退陣は、ロシアのプーチン大統領にとって、EU内での重要な盟友を失うことになります。また、米国を含む西側の右派勢力にも衝撃を与え、トランプ政権が公に支持していたオルバン首相の敗北は、彼らにとって大きな痛手となるでしょう。