プレミアリーグの“仙人”ベルナルド・シウバが示す現代サッカーの重要性
マンチェスター・シティのベルナルド・シウバが、今季限りでの退団を発表しながらも、チームに不可欠な存在として輝きを放ち続けています。屈強なフィジカルが求められるプレミアリーグで、華奢な体格ながらも活躍する彼の魅力に迫ります。
循環式ビルドアップの軸
マンチェスター・シティは、現在プレミアリーグで首位アーセナルを追走しています。第34節終了時点で勝点は3差、得失点差は1。総得点では2点上回っており、さらに直接対決ではシティが1勝1分と優位に立っています。この状況下で、第33節のアーセナル戦での勝利は非常に大きかったと言えるでしょう。
この試合でシティが見せたビルドアップは、他のチームにはない独特なものでした。センターバックが左右に大きく開き、ほぼサイドバックの位置を取ります。その中間にボランチのロドリが下り、さらにベルナルド・シウバも下りてくることで、最終列はフサノフ、ロドリ、ベルナルド・シウバ、グエイという並びになります。通常センターバックが位置する場所にボランチが二人配置されるという、大胆な構成です。
これに連動して、両サイドバックは前方へ、ウイングは中央寄りに移動し、ポジションが循環することでビルドアップを組み立てています。この動きはアーセナルを大きく混乱させ、ハイプレスに何度か引っかけられる場面もありましたが、全体としては非常に効果的でした。
シティがこの戦術を成功させられるのは、ボランチにロドリとベルナルド・シウバという高い能力を持つ選手を配置しているからです。彼らの卓越したパスセンスと状況判断が、この循環式ビルドアップを支えていると言えるでしょう。
ベルナルド・シウバは、その繊細なプレーと知的な動きで、マンチェスター・シティの攻撃を牽引し、現代サッカーにおいて重要な要素を体現しています。彼の退団はシティにとって大きな損失となることは間違いありません。