円相場159円台前半で推移、日銀総裁会見にらみ介入警戒も
28日朝の外国為替市場で、円相場は対ドルで159円台前半で動いています。米国がイラン側の新たな提案を協議しているとの報道を受け、いったん落ち着いたものの、日中の日本銀行の植田和男総裁の会見が注目されています。
日銀会見の内容次第で円相場は大きく変動
植田総裁がハト派的な姿勢を示せば、160円を試す展開が予想されます。しかし、為替介入への警戒感が円の下値を支える可能性もあります。市場関係者の間では、会見での発言内容次第で円相場が大きく変動すると見られています。
イラン情勢と円相場の関係
イラン情勢の緊張緩和が進み、ドル買いが後退していることも、円相場に影響を与えています。専門家の中には、160円を超えても政府の切迫感は強くないかもしれないという見方もあります。
口先介入の可能性も
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは、日銀会合前に当局から口先介入による円売りへのけん制が出てくる可能性が高いと予想しています。祝日を含めた当局の対応が焦点となり、介入やレートチェック、米・イランの合意などがあれば円買い戻しの可能性もあるため、目先は神経質な展開が予想されます。
債券市場は下落の見込み
債券相場は下落する見通しです。SMBC日興証券の奥村任チーフ金利ストラテジストは、日銀会合では展望リポートの物価見通しや据え置きに対する反対票の動向、植田総裁会見が焦点となると指摘しています。利上げ時期が後ずれし、6月会合での実施も不透明との見方も広がる中、原油高を背景としたインフレリスクへの警戒が債券の重しになるとのことです。
先物夜間取引では、6月物の中心限月が27日の日中取引終値比6銭安の129円64銭で終了しました。奥村氏の先物の予想レンジは129円40銭-129円80銭、新発10年債利回りは2.46-2.50%です。
(c)2026BloombergL.P.