映画監督ロブ・ライナー氏と妻が自宅で死亡 殺人事件の可能性も
『スタンド・バイ・ミー』や『恋人たちの予感』など、数々の名作を手がけたロブ・ライナー監督(78歳)が、妻のミシェル・シンガーさんと共に自宅で死亡しているのが発見されました。複数のメディアは、殺人事件として捜査されていると報じています。
事件の概要
現地時間14日、ロサンゼルス市消防局に緊急通報があり、救急隊員が現場に駆けつけましたが、2人はすでに死亡していました。遺体にはナイフによる複数の刺し傷が確認されており、ロサンゼルス市警察(LAPD)が捜査を開始しています。
LAPDは同日夜に緊急記者会見を開きましたが、詳細については「現場への立ち入りを可能にする捜索令状が取得され次第、さらなる情報が明らかになる」と説明を控えました。捜査は今後数日間にわたって続く見通しです。
ロブ・ライナー監督とミシェル・シンガーさん
ロブ・ライナー監督は、『恋人たちの予感』の撮影を通じてミシェルさんと出会い、1989年に結婚。3人の子どもをもうけました。『スパイナル・タップ』や『プリンセス・ブライド・ストーリー』、『恋人たちの予感』など、数々のヒット作を世に送り出し、アメリカを代表する映画監督の一人として知られています。彼の作品は、アメリカ国立フィルム登録簿にも登録されており、その功績は高く評価されています。
業界関係者からの追悼
突然の訃報に、バラク・オバマ元大統領、イライジャ・ウッド、ジョン・キューザック、ベン・スティラー、ジョー・ルッソ監督ら多くの業界関係者から追悼のメッセージが寄せられています。特に、『恋人たちの予感』以来、長年にわたって親交があったビリー・クリスタルは、事件後すぐにライナー監督の自宅を訪れ、悲しみに暮れる姿がメディアに目撃されています。
今回の事件は、映画界に大きな衝撃を与えています。今後の捜査の進展が注目されます。
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